suzukisanchi’s blog

建築事務所にお願いして薪ストーブのある家を建てました。その後の生活などを書いています。

S建築事務所との出会い (対面前の巻)

建築設計をお願いしている建築事務所との出会いをしっかり書いていませんでしたので、今回はその経緯を詳細に。



先ず、

我が家は他の方のブログの様に、何件ものHMや工務店巡りをする苦労をしていません。

土地探しも本格検討したのはごく僅かで、結果としてはネットで見つけた土地を即購入というなんともありがたいというか、適当な方法でした。

土地探しの方はほとんど参考にならないと思うので、今回は省きます。

本記事では、我が家の設計士、建築事務所との出会いと、その人となりを書いていきます。


以下我が家がお願いした建築事務所をS建築事務所とします。


S建築事務所との出会いは、
どこかで書いたかと思いますが、妻の仕事場の上司の家に遊びに行った時に、その家がS建築事務所が手掛けたもので、
なんというか、シンプルだけど、こだわりを感じるというか、施主(その上司)のライフスタイルを100%汲み上げたうえで、独創的な方法で設計がなされている様に感じたからです。
独創的と感じたのは、
外壁が敷地ギリギリに立ち、要塞の様で、中庭があり、強度と空間を確保する為に耐力壁が一部モルタル造になっている事でした。
また、車2台分のガレージが宅内に組み込まれていました。
ビルトインガレージってやつですね。
その先にはウッドデッキ状の中庭とリビングが繋がっていて、ガラスで仕切られているものの、全て一つの空間になっていた。
犬のいる家庭なので、犬用の足洗い場や、回遊出来る導線も確保されていた。

ビルトインガレージは、私も、仕事場がその様に使えると思っていたので、一つ案としてありました。

ですが、ビルトインガレージで色々調べても、中々住宅と調和したイメージが見つからなかったのです。

それを叶えていた。

これはいいなと思いました。
その後、しばらくはS建築事務所と他の建築事務所を天秤にかけながら生活してました。

(他の建築事務所の話は良くない書き方になるので、やめておきます)


予備知識として、
S建築事務所のwebには、かなり厳しめの事が書いてありました。
厳しめというか、現在の建築業界への疑問や、建築士がどうあるべきかという哲学みたいなものがスローガンの様に書いてあり、当時は うっ。 となりました。
今では頷ける事ばかりですが。

それに、建築事務所を通すと高くなるというイメージもあり、かなり不安はありました。
この時点では、幾ら位設計料がかかるかも不明でしたが、これもwebには、なぜそのお金が必要なのかも書いてありました。

(総合してHMなどとどの位金額が違うのかは過去記事をご覧ください。注:若干のネタバレ、想像、主観を含みます。)
http://suzukisanchi.hatenablog.com/entry/2017/10/04/001342


それらをまとめると、いくつか分かってきた事が有りました。それは、建築士にも色々な種類がいるという事。


一級建築士の免許と、管理何ちゃらっていう免許を持ち、他から上がってきた設計図に確認の判子を押す、いわば名義をメインで稼ぐ人。(姉歯事件以来これはかなり厳しい様です)

個人の建築士ながら、デザイナーっぽい働きで、HMや工務店の営業代行みたいな仕事をする人。

アートやデザインの一環で強度計算なんかは外注するものの、建築設計も手掛ける人。

HMや工務店に所属して、様々な制約の中で働く人。

建築設計ユニットに属して、切磋琢磨しながらオリジナルの仕事の機会を待つ人。


他にも様々いるでしょう。
建築士の世界も厳しいのでしょうね。



後に実際に会って分かるのですが、S建築事務所は、そのどれにも当てはまらない様に感じました。
小さいながら、独立、自立した、真っ直ぐな建築事務所と思いました。
それは関わった建物に愛情と責任を持つということであり、
それが会ってみたいと思う決め手だったと思います。




かくして、
とにかく実際に会ってみて、話を聞いてみることにしたのです。
が、お察しの様に続きはまた次回に。


初対面編につづく


にほんブログ村 住まいブログ 一戸建住宅(施主)へ