suzukisanchi’s blog

建築事務所にお願いして薪ストーブのある家を建てました。その後の生活などを書いています。

薪の実態

恥部2.その前に、、、

約10日間薪ストーブを焚いてみた感想で、薪のお話です。


我が家の薪の使い分けは以前書きましたが、それはまだ焚く前の予想でしたので、今回は実際どうだったのかを書いてみます。


まず我が家で使う薪達
主に3種類で、自ら伐採したものを加工した物は有りません。



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必要かわからんが、遠方から
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ぽつーん




材種: 杉、松、栂など針葉樹です。
入手ルート: 知り合いに施工関係が多いのでいくらでも貰えます。


材種:楠。常緑広葉樹
入手ルート: 仕事用の材料の端材です。


材種: ナラ、クヌギなど落葉広葉樹
入手ルート: 購入品(今回160kgはいただき物なので、タダ)



上記の3種類で使うのが今のところ我が家では生活上無理のない範囲で薪ストーブライフを楽しめる調達品となります。


ではそれぞれの燃焼具合などはどうかって事ですが、実際焚いている画像はまたいつかとして、感じだけ書いておきます。


まずネスターマーティンH33の使い方ですが、
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この天板に置いた温度計の外枠の白い部分、180℃〜230℃が適温になります。
それ以下だと煙、すすが出やすく、それ以上だと炉が痛みます。
普通に焚けば大きく外れる事は有りませんが、針葉樹をガンガン入れたりすると高くなりがちです。


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これが温度調整ダイヤルです。
正確には空気量調整ダイヤルです。

3にしておくと空気量最大で、明るい炎にてゴーゴー燃えます。着火から適温になるまでは3で使います。

適温になったら2〜1.5にして薄い炎がゆっくり燃える程度にします。
いわゆる巡航運転です。
40分から1時間かけてここまでもっていくのが理想です。


この巡航運転からが薪ストーブの本領発揮で、本体の輻射熱がとても暖かい状態となります。


今回は薪の実態という事で、この巡航運転の時の薪の燃え方について書こうと思った次第です。
着火からの話は、また画像付きで。


(全て同じサイズの薪として考えています。時間は投入から熾火になるまでとしています)


針葉樹:(画像左)
本来なら、焚きつけ用に使う針葉樹ですが、たまに太い物もあるし、入手が容易なので、巡航運転時にも使います。
密度が低くとても燃えやすいので、空気量を絞っていても、10分持たないです。(巡航時投下)


楠:(画像中)
とても含水率が高い樹種ですが、かなり乾燥した物を使っています。脂も水と共に抜けている印象。
想定していたより燃えが早かった。巡航時投下で20分


ナラ、クヌギ:(画像右)
やはり薪としてとても優れていると言わざるを得ないです。
炎が綺麗だし、空気量調整ダイヤルの操作への反応がダイレクトです。絞ればチロチロ燃えてくれるし、解放すれば火力を発揮してくれます。巡航時投下で30分以上



この事から、巡航時使用の考えをまとめ直してみても、針葉樹と楠は目が届いている時にこまめに投入する材として、ナラ、クヌギは就寝前、入浴前、ちょっとの外出前などに投入する材とするのがいいのかなと思っています。


もちろん材の大きさなんかもありますから、厳密には言い切れませんが。



薪の所感としてはそんな感じです。



因みに、室外の排煙、臭いについてですが、
夜間のみの使用のこともあって、苦情は一切出ていません。
風の流れやすい南の隣家にも薪ストーブがある事が大きいです。

実際着火から10分の一番煙と臭いの出そうな時に外に出て確認しましたが、煙突辺りでは煙はなんとか視認できる程度、地上付近では街灯の灯り越しに少し煙が巻く程度、臭いはその地上付近で少ししています。

近所への挨拶周りは済ませましたので、それも効いているかもしれません。

ともかく、これからも苦情の出ないように使って行きたいと思います。


あと、炉内に残る灰もほとんど有りません。
いつになったら貯まるのやらといったレベルです。


つづく

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