suzukisanchi’s blog

建築事務所にお願いして薪ストーブのある家を建てました。その後の生活などを書いています。

吉野石膏テーパーエッジとパテ祭り

施主工事バリバリやってます。

外壁ガルバが一部貼られてましたわ。

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色はギングロを選択したんですが、なかなか良い色で、艶があり、周りの色を反射して表情が豊かです。
写真はブルーシートの青を反射して青銀になってますね。
夕日の時は橙銀、植栽が育てば緑銀ぽくなりそうな予感です。
楽しみ。



さて、肝心の施主工事ですが、現在絶賛パテ打ち中です。

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(ビス穴)

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ビス穴を埋めた所。友人がやった所です。ちと盛りすぎ笑

パテが透けて、白い跡のみ残るくらいこそぎ取っておいた方が、研磨処理の手間が省けるので、楽です。現場も粉で汚れにくくなる。




そして我が家本命のテーパーエッジのPBの継ぎ目です。
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初めて使ったのですが、V字にテーパーが付いているというよりはL字に端が落ちている。合わせると凹字といった感じ。
端は5センチづつL字に窪んでいる。

これが、パテを打つ時物凄く都合が良い!
大工さんも初めて見た様で、感心していた。ついでに納品業者も感心していた笑
お前もかい!笑


継ぎ目にパテを打つと、こうなります。
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(パテ打ちたて)

お分りいただけるだろうか?
テーパー部分に全てパテが収まっている。
気持ちいい。
要するにきちんと処理すれば壁の継ぎ目のパテの盛り上がりが無い、綺麗なフラットな大壁が出来るわけだ。

塗り壁にするなら、このボード、是非オススメする。
ベベルエッジと値段も同じだ。

施工性もむしろこちらの方が初心者向けなんじゃないかと思ってしまう。

その理由は工程を交えながら。
写真撮り忘れ🙅‍♂️


工程1. 継ぎ目にパテをもる
とにかく多めに盛るのがコツ。フラット部分より盛り上がるくらい山盛りにする。


工程2. 山をそぎ取る
1.で盛った山を、パテベラを壁に垂直気味に立てて、フラット部分から飛び出した山をそぎ取る。
当たり前だが、必ず継ぎ目のテーパー部分より幅の広いパテベラを使う。
(テーパー部分に全てパテが入った状態)
こうすると、次の工程で行う紙テープ貼りがやりやすくなる。
フラット部分と、テーパー部分の境目が分かりやすくなるので、継ぎ目のセンターに紙を貼る目安作りといったらよいかな。


工程3. 紙テープを貼る
今回使った紙テープは、本当にただの紙。糊などは無い。
そのテープを水に濡らし、パテの上にそっと置いていく。
注意点は、センターを守ることと、紙がよじれない様にする事。
長さは貼る箇所の長さより両端数ミリ短い方が良い。
水に濡らさない方法も試したが、それだと端が浮いてくるので必ず濡らす。密着性も上がり良いと思う。後で紹介するが、この紙テープは水を吸っても伸縮を殆どしないので、濡らすのがベストだと思う。
欧米では必ず濡らすらしいが、日本ではやらないらしい。
(何故だ)


工程4. 紙テープをしごく
パテベラを今度は壁に水平気味に寝かせ、しなりを利用して、フラット部分より下がる様にすると同時に、テープを押し付けていく。
テープ両脇からパテがはみ出て来たら空気が抜けた証拠。
この時は必ず目地に沿ってしごく。
無駄な方向のしごきは要らない。
大体2、3回しごけばしっかり密着する。


工程5. 更にパテを盛る
4.の上から乾燥前にさらにパテを盛る。
工程1と2を再度する感じ。
そうすると写真の様になる。
少し紙テープが透けている感じ。


以上



この後の工程


この後は、乾くのをまって、もう一度同じ工程1.2を繰り返すか、仕上げパテに変更する。

観察して見ていたら、パテ量が多いので、だいぶパテが引けて、フラット部分より凹んできていたので、もう一度荒付用パテでいい様な気もする。


実はここに初心者向けなんじゃないかという根拠が有って、

何度パテ打ちを繰り返そうが、全て5センチ+5センチ、計10センチのテーパー部分にパテが収まるので、ほとんどパテ幅が広がる事が無く、パテの端の細かな段差を埋めていく作業が無くて済む事だ。
初心者がベベルエッジを使った場合だと、どんどんパテ幅が広がっていく笑
研磨回数も少なくて済む。


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まあ、私もこのPBは初めてだし、この方法がベストかは不明だが、使った感じちょー楽しいし、気持ちいい。
自分の家の為に体を動かすのはなんとも言えない充実感がある。
年末の仕事が収まったこの時期だからこそできる事ではあるが。


そう感じた。


そう感じたので、日当1万2千円で来てもらっている手伝いも、もう必要ない気がしてきた。

楽しく、自分の家の施工が出来る、いわば趣味に、友人知人を付き合わせるのはなんだか気が引けるし、勿体ない笑
自分のやり方と違うのもなんだか気になってしまう笑

ありがとう!感謝はしてます!
雑用は用意しておきます笑


明日も作業でーす。

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タイガーパテ 4kg 粉末タイプ
水と混ぜて使う。
ペーストタイプより安いので、パテを食う今回は粉末をチョイス。
どこでも売っている。
仕上げ用は別のペーストタイプ


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タイガージョイントテープ
需要が少ないらしく、HPの端っこにひっそりと。


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http://www.sakazume-tools.co.jp
パテべラは坂爪製作所のハガネをチョイス。
全部揃えたくなる。
錆びるので後処理は大変だが、私は道具用の椿油を塗って保管してます。
適度なしなり、切れ、共に最高。


つづく


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