suzukisanchi’s blog

建築事務所にお願いして薪ストーブのある家を建てました。その後の生活などを書いています。

階段

しばらく現場行けてません、、、。

 

今回は現在協議中の事柄、階段についてです。

 

見積もり段階での階段の仕様は、ささら片側アイアン黒皮仕上げ、アイアン手摺黒皮仕上げで、踏み板はゴムの木集成材です。

蹴込み板は無く、スケスケで、空間を広く見せます。

 

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ささらは片側だけで、もう片側は壁に埋め込んで、踏み板を壁内に飲み込む形としていました。

 

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しかしこの飲み込む処理がなかなか難しく、協議が難航しています。

 

1番の問題は、埋め込み部分のPBの処理で、PBがツギハギになって大変になる事です。

当然塗装も大変。

(PB=プラスターボード、石膏ボード)

 

そこで、出てきたアイデアをいくつか。

 

1.両側アイアンささら

片側埋め込み案は中止、アイアンささらを2枚作り、両支えとする。

しかしこれは追加で15万円程かかる事になる為、よろしく無い。

通常は問題にしないと思うのだが、私はささらと壁との隙間も気になる。階段幅も少し狭くなるか、

階段幅をそのままにする為には、階段を上がった先の腰壁を少し削り、ダイニング側に階段全体が移動してくるので、空間が少し狭くなる。(5センチ程度ですがね)

壁のPBの処理は楽になるけども。

 

 

2.両側集成材ささら

では、15万円分をなんとかしようと、ささらを両側集成材にするか?

これは、アイアンのスケスケ階段が妻の強い願いであるので、ダメだ。

ただし、これならば壁にささらを打ち付ける事が出来るので、壁と階段の間は無くなる。

PBの処理も多少は楽になる。

 

 

3.片側埋め込み案1

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これは設計士が出してきた案。

赤い斜線部分がコーキング。

 

壁内に木製ささらを仕込み、PBは大きめにくり抜き、踏み板を施工した後に、隙間をボンドコークで埋める。

 

が、コーキングでどうのこうのする案には反対だ。

 

それに、ささらを仕込む手間は増えるので、大工は嫌がるだろうし、手間賃も増えるだろう。

(大工が1番苦にするのは階段だそうだ。坪単価にも入らない)

 

綺麗にPBをくりぬける保証もない。

コーキングも経年変化で黄ばんだり、劣化する。

壁面が塗装なので、コーキング部分を隠すのも少し厄介だ。

 

敢えて良い点を挙げるとしたら、

コーキングはゴム質なので、階段使用時のPBに与える振動を緩和して、壁面にクラックが入るのを防ぐこと。

それと、

次の4.の案より目に触れる部品が少ない事。

 

 

4.片側埋め込み案2

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 これは3の案を受けて私が提案したものです。

鉄のL字アングルを壁面に取り付けてそこに踏み板を乗せる。

棚受けと同じ構造ですね。

 

強度的にはL字アングルでも可能だという事だった。L字アングルは見えてしまうのは仕方ない。

 

でも、1枚あるささらは同じ鉄製だし、黒皮処理をすれば同じ質感になるはずだから、統一感は出そう。

 

右下の図のように、L字アングルを角度をつけてカットして、踏み板より少し短くすれば、より見え難くする事は可能だし、むしろ見せる部品としてもいいかもしれない。

 

良い点はもっとあり、

壁面を仕上げてから階段を施工すれば、PBの処理の問題は起きないってこと。

下地さえ入れておけば、施主がする塗装工事との絡みは無いので、気も使わないって事になるわけですね。

大工もこれが1番楽なんじゃないかな。

 

と、自案を賞賛してみる笑

 

注文住宅は強い意志が必要です!

 

 

さて、どれになるかは完成してからのお楽しみって事でよろしくお願いします。

 

つづく

 

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